
反復回数を減らすためのアプローチ③関連付ける
さて、脳は必要性を感じないと長期記憶を作ってくれないという話をしました。しかもその必要性は基本的に死に関わること。どんなに「英単語覚えないと明日のテストヤバいんだ」と心で思っていても、脳は「そんなん覚えなくても死にはしない!」と、なかなか長期記憶の扉を開いてくれません。
しかし、ここでちょっと考えてみて下さい。既に自分が知っている事、覚えたことは、もう脳の厳しい審査を通過したから長期記憶として残っているはずです。ということはつまり、もう脳にとって大切なこと=必要な情報になっているという事です。それならば、それに関係する情報も大切と思ってくれるはずです。この事実を有効活用しない手は有りません。
Senseでは、まさにこれを有効活用することで記憶力を格段に引き上げる記憶法を科目ごと・単元ごとに用意しています。
反復回数を減らすためのアプローチ④反復のタイミング
復習は、いつやっても同じ効果が有るわけでは有りません。いつやるの?今でしょ!・・とはならないのが復習の妙なのです。非常に有名なエビングハウスの忘却曲線では、そのタイミングを「一回目の復習は当日寝る前、二回目は翌日、三回目は1週間後、四回目は1カ月後」としています。
ただし、これはあくまで単純暗記の場合です。記憶の方法や学習時の集中度、記憶対象への興味など上記三つのアプローチをどれだけ取り入れたかも関わってくるので、それを調整しながら最適のタイミングで復習計画を立てるのです。(勿論、その計画作りは派遣教師がサポートいたします)
さて、上記4つのアプローチを実践することで、記憶力は飛躍的に向上します。これが生徒の一番の悩みに対するSenseの答えですが、如何でしょうか?
大切なのは、記憶を作る神経細胞の能力は(もっと言えば、人でも牛でもネズミでも)皆同じだと理解して、記憶への苦手意識をなくすことです。記憶力とは能力では無くテクニックなのです。つまり、記憶力は、誰でも上げることが出来るのです。
勿論、それでも四つのアプローチを実践するのが生徒にとって難しいことも承知しています。ですからSenseでは、教材(無料)や授業自体にそのテクニックを盛り込んだり、対話式授業を通じてそのアプローチを生徒自身がこなせるように指導しています。
受験生最大の悩みである「記憶」が「悩み」から「武器」に変われば、合格はもうすぐそこに見えています。