
要望が多くあったので、今回は英単語の覚え方について記事にしておきます。
私も様々な方法を試しましたが、、単語を「語幹」「接頭辞」「接尾辞」といったパーツに分けて覚えることが一番効果的だと今では思っています。パーツによる単語の理解には3つのメリットがあります。
一つ目は単純に暗記効率です。パーツを知ることで、単語の記憶をvacation休暇、vacation休暇という単純暗記(丸暗記)から、vac=「空の・空白の」tion=「名詞化」→仕事が空の期間→休暇という理解記憶に昇華することができます。また、語幹を知っていればそれを含む所見の単語の意味を推測することにも役立ちます
長文中に多義語が出てくると「うわっ」となる感覚は誰もが経験していると思いますそして英語は多義語じゃない語を探すのが困難なほど、多義語だらけです。日本語より文字数が少ない英語では、一語に複数の意味を充て、その中から文脈で意味を一つに絞っていくという考え方の上、言語自体が成り立っているから当然かもしれませんね。
数ある意味の中から文脈に合うのはどれかを考えるわけですが、そうこうしているうちに文章の今までの流れを忘れてしまいまた手前から読み直したり、、厄介ですよね。しかし、パーツを覚えて単語の核の意味をつかんでおけば、とりあえず核の意味で読んで思考を止めないまま長文を読み進めることができます。
例えばaccount、この語には
①説明②口座③合計④取引⑤勘定⑥評価⑦考慮⑧利益⑧報告・・等、名詞だけで日本語にすると10程度の意味が有ります。
しかし、accountはac(~に向かう)count(数、数える)という語幹の組み合わせで構成されており、派生する意味のほとんどはac+countから派生したと理解していれば、核の意味を当てはめて要は「数えた結果生じたもの」なんだな。と漠然とした意味をつかむことができます。
単語覚えてその通り訳してるのに、なんか釈然としない訳になる・・。これも受験生のよく聞かれる悩みです。それも、パーツが解決してくれます。辞書に載っている和訳は英語ネイティブが使っている意味をギュッと凝縮したものだと思ってください。凝縮したのはいいのですが、中にはその際に捨ててしまった(和約に現れない)意味もあるんですね。例えばexcavation。これは「発掘」と訳されるのですが、単語をパーツに分けるとex(外に)cave(洞窟)tion(名詞)→洞窟の外に出す。が元々ネイティブが使っている意味なんですね。だから、2018年サッカーW杯の頃、タイの子供たちが洞窟に閉じ込められたというニュースがありましたが、子ども達が救出された場面をexcavationを使って表現している英語ニュースがありました。「子供たちが発掘された」はおかしいですが、パーツの意味を知っていれば、「あ、子供たちが洞窟から出れたんだな」とシンプルに理解することができます。
パーツの力は偉大です。早く知れば知るほど、その語の単語学習を有利に進めることができます。今すぐにでも、パーツの学習を始めましょう♪