共通テスト(新大学入試)

「学び」は個人のものから「協力しあい成し遂げるもの」へ

学び合い授業は全ての生徒が自分の得意で活躍できる授業

今までの授業(集団授業)は、先生の話すことを一方的に聞き、整理し記憶する能力や知識を応用するための思考力が重要でした。
ですので、成績が良い生徒・勉強ができる生徒は記憶力や思考力が秀でた生徒に偏っていました。しかし、実際に社会で生きるために必要な力は、もっともっと多様です。試験で点を取る力と社会で活躍するのに必要な力がイコールになっていなかったのです。その反省を生かし、
これからの入試は「学力」の概念が一新され、

1「知識・技能」  2「思考力・判断力・表現力」  3「主体性・多様性・協働性」→総合して「生きる力」
までが高校生に要求される新しい学力であると位置付けられ、受験自体も1~3全てを問うような試験に変わります。入試の変更に伴い、生徒の学び方も変わっていきます。知識一辺倒の集団授業や、昨今人気を博していた個別指導すら、新しい入試に対応出来なくなっていきます。これからは、主体的に、生徒同士で多様な意見をぶつけ合いながら協働して一つの答えを探していく、学び合いの授業が受験勉強にも必要になってきたのです。この変化はとても良いことだと思います。なぜなら、学び合い授業では今までの授業体系で活躍できなかった生徒も自分の得意を活かし、活躍することができるからです。そして、得意を活かせれば勉強を好きになれます。なぜなら、人間は、自分が得意なことは勝手に好きになるように出来ているからです。表現力やコミュニケーション能力など、今までの授業体系で発揮できなかった能力に恵まれた生徒が、学び合い授業では個性を活かすことができるのです。例えば知識が不足していてもコミュニケーション能力を活かし話し合いの進行を務めたり、聞き上手な生徒は話
手の意見に相づちを売って場を盛り上げたり、絵が得意な生徒はビジュアル化して分かりやすくまとめる係を担えるでしょう。また、学び合い授業は五教科だけが教材ではなく、世の中で起きているすべてのことが学習テーマになります。それぞれが自分の趣味について意見を交わし合うことも、立派な学び合い授業です。「誰でも活躍できる」環境こそ、学び合い授業のメリットなのです。

学び合いの精神は、多様性の社会で生きる力を育む

学び合い授業を通して生徒が同年代の友人がどんなことを考えているのか、将来をどう描いているのかを知ることは、役に立たないと思っていた知識が本当は役に立つんことを知る機会にもなります。例えば数学が無ければiphoneもlineも開発されていません。車もテレビもです。「数学なんてやらなくても生きていける」と言っている人も、実は数学を頑張った人のお陰でそれらのツールを楽しめているのです。英語をやらない人は英語を学んだ人のお陰でハリウッド英語を字幕や吹替で見ることが出来ています。生物が嫌いな人は自分が病気になったとき、生物を学んで医学部に進んだお医者さんのお陰で苦しい病気から解放されます。多くの人の努力で支えられて生きているという事を知れば、全ての人が社会に必要であることを知ることができます、それと同時に、自然と「私も何か頑張れることを見つけなきゃ」と思うのではないでしょうか。
 多様な人が支え合い暮らしているという事を知り、社会全体が人に思いやりを持てるような社会になるためにも、「学び」が個人的なものから「協力しあい成し遂げるもの」に変わることは素晴らしいことではないでしょうか。

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